中古ドメインのリスクとは?安全な選び方と失敗しないための対策


- どんなリスクがある?過去サイトの悪い評価やペナルティを引き継いでしまう可能性
- 安全な選び方は?過去のサイト内容や被リンクの質、ペナルティ履歴を調査する
- 失敗しない対策は?ツールを活用し、テーマの関連性やドメインの健全性を確認する
中古ドメインのリスクを知らずに使うのは危険!購入前に知るべきこと

中古ドメインは、過去に誰かが使用していたドメインのことで、SEO効果を早期に得やすいというメリットがあります。しかし、その一方で多くのリスクも潜んでおり、知らずに使うと「検索順位が全く上がらない」「Googleからペナルティを受ける」といった深刻な事態に陥りかねません。
この記事では、中古ドメインに潜む具体的なリスクと、そのリスクを回避して安全なドメインを選ぶための調査方法やチェックポイントを詳しく解説します。これから中古ドメインの利用を検討している方は、ぜひ最後まで読んで、失敗しないための知識を身につけてください。
viviane代表 田辺大樹中古ドメインは手っ取り早く信用を得られる可能性がある一方で、他人の評判にタダ乗りしようとする悪用と捉えられてしまうリスクなどもあります。
中古ドメインでSEO爆上げだ!!というほど簡単でもないので、慎重に考えましょう。
そもそも中古ドメインとは?新規ドメインとの違いとメリット


中古ドメインのリスクを理解する前に、まずは中古ドメインがどのようなものか、新規ドメインと何が違うのかを把握しておきましょう。中古ドメインとは、過去に他の誰かが所有し、ウェブサイトなどで使用されていたドメインのことです。
新規ドメインが誰にも使われたことのないまっさらな状態であるのに対し、中古ドメインは過去の運用履歴や評価を引き継いでいる点が最大の違いです。この特性が、メリットにもデメリットにも繋がります。
過去の評価を引き継ぐ中古ドメイン


中古ドメインの最も大きな特徴は、以前の所有者がサイトを運営していた際の評価をそのまま引き継ぐ点にあります。これには、Googleなどの検索エンジンからの評価や、他のサイトからの被リンクなどが含まれます。
良い評価を引き継げば、新しいサイトでもすぐに高い評価を得られる可能性がありますが、逆に悪い評価を引き継いでしまうと、それが大きなリスクとなります。まさに、中古ドメインは「諸刃の剣」と言えるでしょう。
SEO効果を早期に得やすいというメリット


中古ドメインの最大のメリットは、SEO効果を早期に得やすいことです。過去のサイトが蓄積したドメインパワーや被リンクを引き継ぐため、新規ドメインで一からサイトを立ち上げるよりも、検索結果で上位表示されやすい傾向があります。
また、すでに検索エンジンにインデックスされているため、新しいコンテンツを追加しても素早く認識されやすいという利点もあります。この即効性から、アフィリエイトサイトやサテライトサイトなどで活用されることが多いです。
購入前に必ず確認!中古ドメインに潜む7つの重大なリスク


中古ドメインには、SEO効果を期待できる一方で、見過ごせない重大なリスクがいくつも存在します。購入してから後悔しないためにも、どのような危険性があるのかを事前にしっかりと把握しておくことが極めて重要です。
ここでは、中古ドメインに潜む代表的な7つのリスクについて、一つずつ詳しく解説していきます。これらのリスクを理解し、慎重にドメインを選定することが、サイト運営を成功させるための第一歩です。
リスク①:Googleペナルティを引き継いでしまう


中古ドメインの最大のリスクは、過去のサイトが受けたGoogleのペナルティを引き継いでしまうことです。ペナルティを受けたドメインでサイトを運営しても、コンテンツが正しく評価されず、検索結果に表示されない、あるいは順位が著しく低くなる可能性があります。
手動ペナルティや自動ペナルティなど、ペナルティには種類がありますが、いずれもSEOにおいて致命的です。購入前にペナルティの有無を確認することは、中古ドメイン選びの絶対条件と言えるでしょう。
リスク②:スパム評価の高い被リンクが残っている


中古ドメインは過去の被リンクを引き継げるのがメリットですが、それは質の高い被リンクの場合に限られます。もし、過去のサイトが低品質なサイトやスパムサイトから多くのリンクを受けていた場合、その悪い評価も引き継いでしまいます。
質の低い被リンクは、サイトの評価を下げる原因となり、Googleからペナルティを受けるリスクも高まります。被リンクは数だけでなく、どのようなサイトからリンクされているかという「質」が非常に重要です。



これがやっかいです。わざわざ高いお金を出して中古ドメインを買ったのに、むしろマイナスからのスタートとなってしまった…となったら最悪ですよね。
これは細かく調査をしようとすると、1つずつ怪しいサイトを見ていくことになります。
リスク③:過去のサイト内容でブランドイメージを損なう


購入しようとしている中古ドメインが、過去にどのようなサイトで使われていたかを確認することも重要です。もし、アダルトサイトや公序良俗に反するサイト、あるいは自社のブランドイメージと全く異なるジャンルのサイトで使われていた場合、そのイメージを引きずってしまう可能性があります。
ドメイン名から過去のサイトを連想するユーザーがいるかもしれませんし、過去のサイトの評判が悪ければ、新しいサイトにも悪影響を及ぼしかねません。過去のサイト内容は、Wayback Machineなどのツールで必ず確認しましょう。
リスク④:検索エンジンにインデックスされない


過去にペナルティを受けていたり、スパムサイトとして認識されていたりするドメインは、検索エンジンにインデックスされない(検索結果に表示されない)リスクがあります。どれだけ質の高いコンテンツを作成しても、インデックスされなければ誰にも読まれることはありません。
これはサイト運営において致命的な問題です。Googleの「site:」コマンドなどを使って、購入前にドメインが正しくインデックスされているかを確認することが不可欠です。
リスク⑤:ドメイン名が商標権を侵害している


中古ドメインの中には、企業名やサービス名など、他社が商標登録している文字列を含んでいる場合があります。これを知らずに使用すると、商標権の侵害として警告を受けたり、訴訟に発展したりする法的リスクがあります。
中古ドメインの売買自体に違法性はありませんが、商標権を侵害してしまうと大きな問題になります。購入前には、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)などで商標登録の有無を必ず確認しましょう。
リスク⑥:想定外の高額な購入費用と選定の手間


質の高い中古ドメインは需要が高く、購入費用が高額になることがあります。SEO効果が期待できるドメインは数十万円から数百万円で取引されることも珍しくなく、安価なドメインには何かしらの問題が潜んでいる可能性も考えられます。
また、ここまで解説してきたような様々なリスクを回避するためには、入念な調査が不可欠であり、その選定には多くの時間と手間がかかります。こうした金銭的・時間的コストも、中古ドメインのデメリットの一つと言えるでしょう。
リスク⑦:過去の運用履歴によるセキュリティ問題


過去のサイトがハッキングされていたり、マルウェアに感染していたりした場合、その履歴が残っている可能性があります。そのようなドメインを取得してしまうと、セキュリティ上の脆弱性を抱え込むことになりかねません。
また、過去のサイトのログイン情報などが流出している場合、悪意のある第三者から不正なアクセスを受けるリスクも考えられます。目に見えにくい部分ですが、セキュリティに関するリスクも念頭に置いておく必要があります。
中古ドメインのリスクを回避する具体的な調査方法


中古ドメインに潜むリスクを解説してきましたが、幸いなことに、これらのリスクは事前の調査によって大部分を回避することが可能です。ここでは、安全な中古ドメインを選ぶために不可欠な、具体的な調査方法を4つ紹介します。
これらのツールや手法を組み合わせることで、ドメインの過去の姿や現在の状態を多角的に分析し、リスクを最小限に抑えることができます。少し手間はかかりますが、この工程を丁寧に行うことが成功への近道です。
Wayback Machineで過去のサイトコンテンツを確認する


「Wayback Machine」は、過去のウェブサイトの姿を閲覧できるインターネットアーカイブです。このツールを使えば、購入を検討しているドメインが過去にどのようなコンテンツを掲載していたかを確認できます。
アダルトサイトやスパムサイトではなかったか、自社が運営したいサイトのテーマと関連性があるかなどをチェックしましょう。サイトのスクリーンショットが時系列で保存されているため、ドメインの歴史を視覚的に把握するのに非常に役立ちます。
ahrefsやMajesticで被リンクの質と量を確認する


「ahrefs(エイチレフス)」や「Majestic(マジェスティック)」は、被リンクの状況を詳細に分析できるSEOツールです。これらのツールを使えば、どのようなサイトから、どれくらいの数のリンクを受けているかを確認できます。
特に重要なのは、被リンクの「質」です。公的機関や権威のあるサイトからのリンクは評価が高いですが、低品質なサイトや海外のスパムサイトからのリンクが多い場合は注意が必要です。ツールを使って、不自然なリンクがないかをしっかりチェックしましょう。
Googleのsite:コマンドでインデックス状況を確認する


Googleの検索窓に「site:ドメイン名」と入力して検索すると、そのドメインがGoogleにどれくらいインデックスされているかを確認できます。検索結果が一件も表示されない場合は、ペナルティによってインデックスが削除されている可能性があります。
逆に、意図しないページが大量にインデックスされている場合も、過去にハッキングなどの被害に遭っていた可能性が考えられます。この方法は誰でも簡単に試せるので、必ず実施しましょう。
J-PlatPatで商標登録の有無をチェックする


「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」は、特許庁が提供するデータベースで、商標登録の情報を無料で検索できます。このサイトで、ドメイン名に含まれるキーワードが商標登録されていないかを確認します。
もし登録されている場合、そのドメインを使用すると商標権を侵害する恐れがあるため、購入は避けるべきです。法的なトラブルを未然に防ぐために、非常に重要なチェック項目です。
中古ドメイン購入のよくある失敗事例と回避策


中古ドメインのリスクや調査方法を理解しても、実際に選ぶ際には判断に迷うこともあるでしょう。ここでは、中古ドメイン購入でよくある失敗事例を3つ取り上げ、それぞれの原因と具体的な回避策を解説します。
これらの事例を知ることで、自分が同じような失敗をしないためのヒントが得られます。成功への道筋は、先人たちの失敗から学ぶことにあるのかもしれません。
失敗例1:SEO効果を期待したが順位が全く上がらない


「ドメインパワーが高いと聞いて購入したのに、コンテンツを公開しても全く検索順位が上がらない」というケースは、よくある失敗の一つです。この原因として、過去のサイトと新しいサイトのテーマが全く異なっていることが考えられます。
Googleはドメインの専門性を評価するため、過去のテーマと関連性の低いコンテンツを公開しても、評価が引き継がれにくいのです。回避策としては、Wayback Machineで過去のサイト内容をしっかり確認し、これから運営するサイトのテーマと近いドメインを選ぶことが重要です。



中古ドメインならなんでも有利なわけではありません。元々使われていたテーマと関連性があるといえるか?を客観的に考えましょう。
失敗例2:購入後に手動ペナルティが発覚した


購入してサイトを立ち上げた後、Google Search Consoleに登録して初めて手動ペナルティを受けていたことが発覚する、という最悪のケースです。この場合、ペナルティを解除するための作業が必要になり、多大な時間と労力を浪費してしまいます。
原因は、購入前のペナルティ履歴の確認不足です。回避策としては、信頼できる販売業者から購入し、可能であれば購入前にSearch Consoleの情報を確認させてもらうなどの交渉が考えられますし、被リンクの質をツールで入念にチェックしてスパムリンクが多いドメインは避けるべきです。
失敗例3:企業名と類似しており警告を受けた


ドメイン名が既存の企業名やサービス名と似ていたため、商標権の侵害として弁護士から警告書が届く、というトラブルです。この場合、ドメインの利用を停止せざるを得なくなり、それまで費やした時間や費用が無駄になってしまいます。
これは、商標登録の確認を怠ったことが原因です。回避策はシンプルで、購入前にJ-PlatPatでドメイン名に関連するキーワードが商標登録されていないか必ず確認することであり、少しでも懸念があればそのドメインの購入は見送るのが賢明です。
安全な中古ドメインを選ぶための5つのチェックポイント


これまで解説してきたリスクや調査方法、失敗事例を踏まえ、安全な中古ドメインを選ぶための最終的なチェックポイントを5つにまとめました。ドメインを選定する際には、この5つの項目を必ず確認するようにしてください。
これらのポイントを総合的に評価し、基準をクリアしたドメインを選ぶことで、中古ドメインのメリットを最大限に活かし、リスクを最小限に抑えたサイト運営をスタートできるでしょう。
運営したいサイトとドメインのテーマに関連性があるか


中古ドメインのSEO効果を引き継ぐためには、過去に運営されていたサイトのテーマと、これから自分が運営するサイトのテーマに関連性があることが非常に重要です。全く異なるジャンルのサイトを立ち上げても、過去の評価は活かされにくいと考えましょう。
Wayback Machineで過去のコンテンツを確認しましょう。できるだけテーマが近いドメインを選ぶことが、成功の確率を高めるポイントです。
被リンクの質は高いか(公的機関や権威サイトからのリンク)


被リンクは量よりも質が重要です。ahrefsなどのツールを使い、どのようなサイトからリンクされているかを確認しましょう。政府機関(.go.jp)や教育機関(.ac.jp)、あるいは業界で権威のある有名サイトからのリンクがあれば、そのドメインは高く評価されている証拠です。
逆に、海外の怪しいサイトや内容の薄いブログなどからのリンクばかりの場合は、スパムと見なされるリスクがあります。そのため、そのようなドメインは避けるべきです。
ドメインエイジは適切か


ドメインエイジとは、ドメインが取得されてからの期間のことで、一般的に運用期間が長いドメインほどGoogleからの信頼性が高いとされています。長期間、健全に運営されてきたドメインは、それだけ価値があると言えるでしょう。
ただし、ドメインエイジが古いだけで、中身が伴っていない(質の低いコンテンツやスパムリンクが多い)ドメインもあります。そのため、あくまで判断材料の一つとして捉え、他の要素と合わせて総合的に評価することが大切です。
スパムスコアが低く、ペナルティ履歴がないか


MozなどのSEOツールでは、ドメインのスパムの可能性を数値化した「スパムスコア」を確認できます。このスコアが高いほど、ペナルティを受けている可能性や、スパムサイトと関連付けられているリスクが高まります。
購入を検討する際には、このスパムスコアが低いことを必ず確認しましょう。また、信頼できる販売業者を選び、ペナルティ履歴がないことを保証してもらうことも有効な手段です。
覚えやすく、ブランドイメージに合っているか


SEOの観点だけでなく、ユーザーにとって覚えやすく、入力しやすいドメイン名であることも重要です。また、サイトのブランドイメージやコンテンツ内容とドメイン名が合致しているかどうかも考慮しましょう。
いくらSEO的に有利でも、意味不明な文字列や長すぎるドメイン名は、ユーザーに不信感を与えかねません。最終的には、サイトの「顔」としてふさわしいかどうかという視点も忘れないようにしましょう。
中古ドメインのリスクを正しく理解し、安全なサイト運営を始めよう


本記事では、中古ドメインに潜む7つの重大なリスクから、それらを回避するための具体的な調査方法、そして安全なドメインを選ぶための5つのチェックポイントまで、詳しく解説しました。中古ドメインは、正しく選べばサイト運営の強力な武器になりますが、知識なしに手を出すと大きな失敗につながる可能性があります。
今回紹介した内容を参考に、ドメインの過去をしっかりと調査し、リスクを最小限に抑えることが重要です。慎重なドメイン選定を行い、中古ドメインのメリットを最大限に活用して、あなたのサイト運営を成功に導きましょう。



中古ドメインを活用したSEOという手法は長く使われている手法です。それ故に、Googleも様々な対策を取り続けており、既に難易度の高い施策になっています。
リスクもありますから、急がば回れで、新規ドメインでゼロからサイトを立ち上げるほうが、中長期で見ると正しいことも少なくありません。サイト立ち上げから弊社はお手伝いできますので、このようなケースもお気軽にご相談ください!
